チューブでバター1/3の成分や値段・割合はマーガリンのほうが多い!そしてトランス脂肪酸は体に悪いのか?
明治から発売されているチューブでバター。チューブに入っているので絞り出して使うことができバターナイフが必要ないので何かと便利です。
柔らかくて出しやすいし、ウチではちょっとパンに塗ったり料理に加えたりといった用途に活躍しています。
今回はこのチューブでバターについてちょっと書いてみたいと思います。
チューブでバター1/3は全部バターなわけじゃない
でもバターという名称のわりに実はバターは1/3しか使われていないんですよね。「思いっきり1/3と書いてあるだろ!」と言われればそれまでなのですが、バターという文字につられてしばらくバターだと思って使ってました(汗
チューブの表記を確認してみたら原料油脂中バターは1/3、植物油脂が2/3とのこと。2/3はマーガリンということでしょう。
裏側にも同様の表記があります。
ただ、何かとやり玉に挙がるマーガリン類のトランス脂肪酸ですが、コレステロールに関しては有塩バターよりもチューブでバター1/3のほうがずいぶんと低いようです。
コレステロール | エネルギー | 脂肪分 | |
チューブでバター1/3 | 7.3mg | 69kcal | 7.6g |
有塩バター | 21mg | 75kcal | 8.1g |
チューブでバター1/3のトランス脂肪酸は体に悪いのか
トランス脂肪酸に関しては健康への影響が何かと叫ばれているようですが、農林水産省のページを見てみると
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/#2
- トランス脂肪酸については、食品からとる必要がないと考えられており、むしろ、とりすぎた場合の健康への悪影響が注目されています。日常的にトランス脂肪酸を多くとりすぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクが高まることが示されています。
- トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、脂質をとる量が多く、その結果としてトランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、脂質をとる量が少ない日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。
- 油脂の加工・精製でできるトランス脂肪酸と天然にあるトランス脂肪酸では、健康に及ぼす影響に違いがあるのか、また、たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中で、どのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な科学的情報がありません。
といった記載がありました。
ざっと要約すると
- トランス脂肪酸は食品から摂取する必要がなく取り過ぎた場合の悪影響が心配されている
- しかし健康への悪影響を示す研究の多くは脂質摂取量の多い欧米人を対象としたものであり日本人でも同様の結果になるかどうかはわからない
- マーガリンを精製した際にできるトランス脂肪酸と天然のトランス脂肪酸で健康への影響に違いがあるのかはわからないし多数種類のあるトランス脂肪酸の中でどれが健康に悪影響を及ぼすのか十分な科学的根拠は無い
ということかと思います。
また、マーガリンを製造している各社はトランス脂肪酸の低減に取り組んでおり、チューブでバターを製造している明治も同様に取り組んでいるようなので必要以上に心配する必要は無いのではないかと思います。
厚生労働省のサイトには
トランス脂肪酸の摂取量については、日本人の大多数がWHOの勧告(目標)基準である、総エネルギー摂取量の1%を下回っており
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091319.html
との記載があるので例えば食パン1,2枚に塗って食べる程度なら過剰摂取にはならないと個人的に考えています。
ただ、気になる人は今後の研究結果にも注目しておいたほうがいいでしょうね。
チューブでバター1/3の栄養成分表示
チューブの裏面には食パン1枚の標準使用量(10g)当たりの栄養成分が記載されていました。
- エネルギー69kcal
- タンパク質0.1g
- 脂質7.6g -飽和脂肪酸2.4g
- コレステロール7.3mg
- 炭水化物0g
- 食塩相当量0.16g
となっています。
チューブでバター1/3の賞味期限
賞味期限ですが、1月に買った商品は6月9日となっていました。お店の在庫状況なんかも関係してくると思いますが5か月弱ぐらいは持つようです。人によっては7か月も期限があったという人もいるみたいです。
開封前の期限なのですぐ使う人には参考にならないかと思いますが、買いだめしようと思っている方は参考までにどうぞ。
チューブでバター1/3の口コミ・味はまずい?バターの代わりになる?
チューブでバターを実際に使っている人はどんな感想を持っているのかも調べてみました
良い口コミ
- チューブで使いやすい
- ちょっとバターを足したい時によい
- 十分美味しい
悪い口コミ
- 容量不足感がある
- コスパはあまりよくない
- バターを大量に使う料理には向いていない
- 紛らわしい名前・マーガリンを表に出すべき
個人的な感想
パンを食べる時以外にも肉や野菜を焼く時など役に立つシーンはけっこうあります。
やっぱりチューブなのでサッと出して使えるのが便利です。マーガリンのほうが割合が多いので柔らかさもあり、にゅるっと出てきます。残りが少なくなると最後まで絞り出すのはちょっとめんどくさい感がありますが、チューブならではの便利さがありますね。
味はというと、バターと思って食べればそう感じないこともありませんが、よく味わって食べるとなんだか違います。
バターと食べ比べて見ると歴然。やっぱりバターの深いコクや濃厚さにはかないません。
わかっていて食べれば別にまずいと感じることもありませんし、普通のマーガリンを食べるよりは美味しいという感想です。
風味は劣るとはいえクッキーやパウンドケーキも作れたので(柔らかいのでパイ生地は厳しい)バターの代わりにならないこともないとは思いますが、バターを食べると「やっぱりバターはうまいな」となってしまうと思います。
X(Twitter)での口コミ
Xでの口コミもチェックしてみました。
チューブのバターって初めて使ったけどクソまずいな 固形買おう
— 🍤えびふらいの下僕🍴 (@luving_sylveon) September 28, 2023
バターだと思って使ってしまうと味の期待値よりも実際の旨味が少なくてがっかりしてしまうんじゃないかと思います。まずいと感じている人がりました。
チューブでバター3分の1、パンに塗ったらおいしいのに炒め物に使うとすっごくまずいのなんでだろ~(なんでだろ~)
— いずみ (@fuwafuwafu11) November 25, 2021
チューブでバター炒めものとかに使うとクソまずいのなんなの
— 24 (@_gatya69_) November 16, 2019
また、炒め物に使うとまずくなるという声も。個人的には炒め物に使ってもそんなにまずいと感じたことは無いのですが(マーガリンの風味に慣れているからか?)、炒め物に使うとマーガリン風味が強く出てしまうのかも?
チューブでバター1/3は何センチで何gなのか?分量チェック
チューブでバターはチューブに入っていることもあって絞り出した長さでだいたいの重さを量ることができます。
10cm絞り出すと約5gとのこと。
チューブでバター1/3の価格と内容量
以前は内容量160gで販売されていましたが、いつの間にか容量が150gに減量されていました。
昨今の原材料高騰の影響を受けて減量されたのだと思います。
価格は近所のスーパーで1、2年前は税込300円を切る価格で買えることもありましたが、2023年2月現在は税込320円少々で販売されていました。バターの一番安い物をチェックしてみると200gで360円ちょっとだったので、場合によってはバターを普通に買った方がお得なケースが発生するようです。
ネットで価格を調べてみると・・・
コストコ通販で3個セットが1058円送料別でした。別途送料がかかってしまいますが・・・
西友ネットスーパーでは1個332円送料別。
ネットで買うとどうしても送料が加算されてしまうので他の物と同時購入する場合以外はコスパが悪いですね。
チューブでバター1/3は買いなのか?
実際に使っている印象や、今回いろいろ調べてみたことを総合すると個人的にはそれほど買いとは言えないです。
バターよりもけっこう安い印象があったのですが、よく比較してみたらそれほどではありませんし、風味は悪くないといっても純粋なバターには敵わないので・・・
この商品の一番のメリットはチューブで出しやすいというところかと思います。バターナイフを出したり洗ったりする手間がめんどくさい、朝食の時間をちょっとでも短縮したいという人にはいいかもしれません。
味重視の人には普通のバターをおすすめします。
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